サン・リュスティック通りを抜けるとサン・ピエール・ドゥ・モンマルトル教会前、そしてテルトル広場。ここでは世界各国からの観光客と彼らに声を掛ける絵描きさんたちであふれかえっています。一気に飛び込んでくる喧騒。この賑わいは今も昔も変わらないのでしょうね。

 広場のギャラリーでは即興の似顔絵が大盛況です。モデルの観光客の表情を忠実にとらえるアーティスティックなものもあれば、特徴をデフォルメして面白おかしくしているものなど、見ているだけでも飽きません。僕は描いてもらった事はないのですが…


 この広場で店を構えるには許可が必要なんだそうです。この許可をもらうのに何年も順番待ちができているとのこと。確かにそこそこの腕前の絵描きさんが揃っているようにも思えます。時々変な日本語で話し掛けられる事もありますが、ま、ご愛嬌と言うことで。

 すばやいタッチで動く筆と画家特有の鋭い目線にやや緊張気味のモデルの少年。そして一対一の真剣勝負を見つめる少年の母親。その横で微笑む父親は早くも出来上がりの絵を家のどこに飾ろうか考えているようでした。






モンマルトルの丘散策ポイント
(所要時間:約2時間30分)