ミール通りを過ぎるとルピック通りに(Rue Lepic)に出ます。ルピック通りの全体像はちょうど?マークを鏡に映したようなかぎ型になっているちょっと変わった道。散策コースはルピック通りを左に折れて続きます。

 この道にはアーティストを引き付ける何かがあったようで、52番地にはドガのアトリエ、54番地にはゴッホと弟テオが住んだ家、78番地にはイラストレーターのプールボのアトリエ、詩人クレマンが最初に住んだ家は53番地、二番目の家は110番地にあるなどよりどりみどり。

 今回はそこまで周れないのですが、ルピック通りにあるお店・アトリエをちょっとだけ。113番地の「LE CANCAN」。そう、フレンチカンカンのレビューレストランです。実際に見たことのない僕は入口脇の演目と出演者のチラシを見て「おー、ホンモノだぁ」となぜか感激でした。


 102番地bisにあるアトリエ「GALERIE ATELIER GUIX」のウィンドーには所狭しと猫の絵が! 中を覗いてみると画家であり店主のムッシューが新作を描いていました。もちろんこれも猫の絵でした。

 そのおとなり102番地の「GALERIE ATELIER 102」のウィンドーには「ん?」と思わず首をかしげてしまう奇妙な絵がありました。近くでよくよく見てみると騙し絵とでも言うのでしょうか、人の顔のパーツがすべて本なんです。その横にはすべて女性の身体で顔が描かれていたのがありました。これには一本取られてしまいましたね。








モンマルトルの丘散策ポイント
(所要時間:約2時間30分)